働くということ

とある記事を後ほど書きたいので、まず前段階として、「働くということ」について書いておきたいと思います。

子どもやご高齢の方を除いて、誰しもが世の中働いていると思います。僕は、「働く」ということに対して、一般的な解釈とは少し違った見方をしています。

 

辞書の定義は調べませんが、一般的に多くの人にとって、「働く」ということは賃金を稼ぐためにしていると思います。でも、それは「働く」ことの見返りの一部でしかなく、例え、賃金0円でも「働く」ことはできるのです。

#かといって、”ブラック企業”的なタダ働きは支持しませんが。。

 

例えば、僕は長いこと、いろんなメディア(ブログやWiki、Twitterなど)で映画の感想文を上げていて、学生時代から含めて10年以上行っています。バイト的な賃金(それもほんとになけなし)をもらったこともありますし、アフィリエイトで結構稼いだ時期(といっても知れていますが)もありますが、基本は何の見返りを求めずにやっています。

 

世間的には趣味の領域と括られるかもしれないですが、書かないでもいいのに続けているこのことこそ、僕にとっては賃金0円で、「働いている」ことだと思っています。

 

僕自身の定義として、労働には「1.0」〜「3.0」までのレベルがあるのです。

  • 労働1.0:会社等で、上司の指示通りに働くこと
  • 労働2.0:会社等で、所属機関の役務範囲で自由に働くこと(新規事業含む)
  • 労働3.0:社会に貢献するために、所属機関に束縛されず自由に働くこと

今までも上司の指示通りにしか動けない人間と、自分で動ける人間の違いというのは組織論の中でも語られますが、それは労働1.0と2.0のせめぎあいでしかありません。日本をはじめとした先進国では、需要が減っていき、どの産業でも少量多品種化の時代。多様な価値観に合う製品やサービスを開発していくには、組織を超えて、社会といった枠組みで動ける人間(労働3.0)で働ける人間が求められてくると思います。

 

でも、逆にこれはビジネスチャンスでもあり、10代そこそこのスーパーエンジニアや、80代以上の後期高齢者であろうとも、それぞれが持っているナレッジを活かす場(要は、価値を流通できる市場)が見つかれば、賃金0円以上でも「働ける社会」になるように考えています。

 

僕もいろいろ勉強中ですが、組織を超えた研究開発としてのオープンイノベーションにはクラウドソーシング時代の新たな方法論があるでしょうし、

 

逆に、雇用という側面では、ほぼフリーランスのような活躍をする人材をどのように獲得し、つなぎ留めていくかというのも、問題になってきます。

 

ちなみに、この「ALLIANCES アライアンス」という本は面白いです。エグゼンプション的な職業限定な感じもなくはないですが、”雇用者が伸ばしたい能力(分野)を会社に求め、その見返りに雇用者が自らの得意な能力を発揮する”という雇用契約の形は、これからの新しい働き方になると思います。

と、話が拡がりましたが、とりあえず「働くということ」というフリの記事を書いてみました。

 

P.S. 新しい雇用に着目している企業・起業家様がいらっしゃいましたら、是非ご連絡を。ディスカッションしたいですね。

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