ヘルスケアビジネスとそれを支える技術:勉強会に参加してきました!

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渋谷で行われた、「テクノロジーで加速するヘルスケアビジネスとそれを支える技術」というdots.主催の勉強会(セミナー?)に参加してきました。

#会場写真も撮ったのですが、参加者(講演者じゃなく)の方の顔もいろいろ映り込んでいましたので、自粛して配布していたバッグの写真です(笑)

詳しい講演内容は、どこかのIT関連もしくはヘルスケア関連のメディアが記事にすると思いますので割愛します。ここでは感想中心に。

僕の私見ですが、ここ1年、いや半年というペースで一気に盛り上がりを見せる分野というのが、孫さんとかも夢中なFinTec(フィンテック:金融分野のスタートアップ)と、HealthCare(デジタルヘルスケア!?、ヘルステック?)の2つの分野。前者は(僕も利用している)Zaimやマネーフォワードなどの家計簿アプリが(アメリカでは小規模クレジット)、後者はFitbitやAppleWatch、そしてAppleのResearchKitなどのヘルスウェア(一部メディカル)技術が急速な勢いで広がったことから、いろんなビジネスを起こそうとするスタートアップが増えているような印象があります。

ですが、同じブームが起きているアメリカと決定的に違うのは、金融庁にしろ、厚労省にしろ、技術やサービスは進化しているのに、法整備や業界を支える基盤づくりがなかなかと進まないこと。金融業界は門外漢なので分かりませんが、医療や介護などの分野でも、やはり体制も、使っているIT技術・リテラシーの部分も、やはり他の業界に比べ相当遅れているので、エンドユーザに進んだITの恩恵を受けれるのは、まだまだ先なのかなと思ったりもします。

今日の講演も聞いていて思ったのですが、やはり医療という業界を急速に変えることは今でも難しい。中規模・大規模病院では大手ITベンダーの一括支配が続いていますし、医療で扱う情報も”超”個人情報であり、セキュリティや品質・信頼性の担保もすごく求められるので、それに応えられる事業基盤でないと参入障壁が高い。でも、絶対にITの技術を使えば、今より医療情報の流通はよくなるし、患者さんのQoLも上がるはず。それを予防医療というフィールドで、いろんなベンチャーが取組みをすごく活発に行われているということが肌で感じました。

#逆に、予防医療という枠でしか勝負できない、、というのも悲しいことでもありますが。。

個人的には、FiNCさんのマイクロサービスという開発基盤のお話、ウェルネスデータさんの健康資産という捉え方やDeNAサイエンスさんのMyCODEもサービスとして興味を覚えましたが、一番のヒットはJINSさんの講演ですかね。研究開発者目線から見て、大学の先生と共同してプロダクト・サービスにうまく取り組んでいこうという視点・考え方がリアルに感じ取れて(プレゼンがよかったこともありますが)、非常に面白かったです。自分もこういう開発スタイルでいきたいなと思わされました(技術は全然関係ないですが笑)。

この日は他にもエキサイティングな出来事(になりそうな出来事!?)があったのですが、それはいろいろ決まり次第、おいおい書いていきたいと思います。

漫然とした医療分野に、新しい風を吹き込みたいなと思う一日でした。

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